知的障害により申請し、障害基礎年金2級が認定になった事例(申請時年齢41歳)
相談に来られた状況
当センターのホームページをご覧になられて、ご本人のお母様からお問い合わせのお電話をいただきました。
杉山社労士の見解
当センターから近いところにお住いの方でしたので、当センターにご来所いただき、お母様にお話を伺わせていただきました。
症状は生来性のものでありましたが、お母様自身のお仕事が多忙で、しかも障害年金の申請はご本人が40代になってしまったら申請ができないのではないかと思っていらっしゃったようでした。
生まれてからの症状をお伺いしたところ、申請は可能であると判断しました。
受任してから申請までにやったこと
ヒアリング
2回にわたりご自宅を訪問させていただき、ご本人と奥様同席のもと、現在の症状や治療経過について詳細にお伺いさせてもらいました。
20歳前に病院に通院されていたことは確認できました。しかし、当時の初診日証明がとれるかが検討のしどころでした。しかも、療育手帳を20歳に申請しておらず、昨年手帳を交付してもらったとのこと。
こうなると、当時かかっていた病院のカルテが存在するかがキーポイントでした。お母様から当時の病院に問い合わせていただいたところ、カルテがあるということが判明しましたので、すぐにカルテ開示をお願いしました。
診断書の作成
診断書については、現状病院にかかってはいなかったため、当センターで現状の状態を検査してもらえる病院を紹介して、検査を受けていただき診断書を作成していただきました。
申立書の作成
申立書の作成については、詳細にヒアリングで伺った内容を詳細に作成しました。特に現在の状況については気を使って書きました。
結果
請求書を提出して1か月半くらいで障害基礎年金2級が認定になり、年間約80万円の年金を受け取ることが出来るようになりました。
留意点
知的障害等の生来性の障害の場合には、療育手帳を取得しておくことをお勧めします。20歳前の療育手帳の所持があれば、特に当時かかっていた病院から初診日証明を取り寄せる手間が省けます。
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