ご本人のご両親からお問い合わせをいただき、脳出血で障害基礎年金2級が認定されたケース
相談に来られた状況
病院に設置しているチラシをご覧いただき、ご両親からお問い合わせをいただきました。息子さんが平成27年春に脳出血で救急で総合病院に搬送されました。
意識レベルが低く、左半身のマヒ、ろれつが回らない状態が続いていました。
その後、リハビリを開始し、経過を見ているが、自宅内でも安定感がなく、補装具をつけてもすぐに動けなくなってしまい、家族の手助けが必要になっています。
ご両親も高齢であるためにできることに限りがあり、今後の生活のことも心配されてご相談に見えました。
杉山社労士の見解
症状の経過を伺う限り、目に見えて良くなる兆しもなく、医師からも介助が必要な状態と言われているとのことでしたので、申請は可能であると判断し、申請にとりかかりました。
受任してから申請までにやったこと
お話はご両親に伺うしかすべがありませんでしたが、経過を紙面に落としていただくことも労力的に厳しいと判断し、ヒアリングで聞き取ることに注力しました。
ご両親には2度当センターに来所していただき、お二人からご本人について気付いたことなども含め、症状経過の確認作業をいたしました。
リハビリの経過についても出来る限り聞き取りをさせていただきました。
肢体の診断書を作成してもらう先をどこに依頼するかなど、検討が必要なことがありましたが、総合病院でなくリハビリ病院の方で作成してもらうことで了解が得られ、とりあえず無事に診断書の作成も終わりました。
結果
申請から2か月後に障害基礎年金2級が認定になり、約78万円の年金を受け取ることができました。
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