広汎性発達障害により申請し、障害基礎年金2級が認定になり、年間約80万円の年金がもらえるようになったケース

相談に来られた状況

当センターのホームページを探し当てていただき、お問い合わせのお電話をいただきました。

 

杉山社労士の見解

幼少時から言葉の遅れやコミュニケーションがうまくできないといった症状が続いていました。

小学校、中学校、高校と普通級、支援級、支援学校を経て、現在は一般企業に障害者枠で就労を続けていらっしゃいます。
社会人になって以降も、コミュニケーションの問題やこだわりの強さ、空気が読めない、相手への配慮に欠けすぐに口を出してしまう、自分のルーティンを周囲に乱されることを嫌うといった発達障害特有の症状が継続しておりましたので、申請は可能と判断いたしました。

 

受任してから申請までにやったこと

ヒアリング

ご本人とご両親と2回にわたりお会いし、ヒアリングを行ないました。
ご本人にも差し支えない範囲で、最近の生活ぶりや困っていることなどを聞き取らせていただきました。

 

診断書の作成

幸いにかかっていらっしゃった病院の先生を私もよく存じ上げておりましたので、作成は可能でありました。

 

申立書の作成

最近の自宅での生活ぶりや現状どんな症状が現れているかについてもご本人、ご両親につぶさにお聞きして、申立書に反映するように努めました。

 

結果

書類の提出をして、2か月程度で障害基礎年金2級の認定が下り、年額約80万円を受け取ることが出来ました。

 

先天性障害の申請に際しての留意点

先天性障害を申請したいとご相談に見えられるお子様の両親から症状についてお聞きすると、

「この子はここまで出来るから申請の対象にはならない可能性がありますか」と言われる方が多いのに気づきます。

ご両親はお子さんの日常できる点にフォーカスしているような気がしますが、障害年金の申請はむしろ、「この子が出来ないことは何か」「この子が両親の助けを借りないでひとりで生活することになった場合、どのようなことが壁になるのか」といった視点が大事な点です。

些細なことであっても、お子さんの行動に注意していただくと見えてくるものがあるはずです。

関連記事

クイックタグから関連記事を探す

「精神疾患」の記事一覧

事例の一覧に戻る

障害年金無料診断キャンペーン

障害年金無料相談

病気から障害年金の受給事例を見る

LINEで障害年金のご相談

     
平日9:00-18:00 土日祝応相談054-257-2508メールは24時間受付中