気分変調症で障害厚生年金3級を受給していた方が、症状の重症化により額改定申請を行い、障害厚生年金2級を受給できた事例
相談に来られた状況
当センターのホームページをご覧いただき、ご本人様からお問い合わせをいただきました。
杉山社労士の見解
ご本人様の体調が良くなかったため、ご自宅の近くの病院までお伺いし、お会いすることにしました。
気分変調症で現在障害年金3級の認定を受けていらっしゃいました。当時通院されていた病院で2級に上げるための診断書を書いてもらい一度申請されたようでしたが、認定してもらえませんでした。自分では2級程度の症状はあるような気がすると言っておられ、実際のところどうだろうというご相談でした。詳細をお伺いしたところ、私も2級程度の症状はあるのではと判断し、申請をお引き受けしました。
受任してから申請までにやったこと
ヒアリング
ヒアリングの過程で、ご本人が今の病院の医師に不信感を抱いている様子でしたので、再度診断書を今の病院で書いてもらうのか、どこか新しい病院に通院してからかいてもらうのがどちらかではないかというお話をしたところ、別の病院に行ってみたいというご意向でしたので、私がメンタルクリニックをご紹介しました。
そちらにしばらく通院していたたいたうえで、頃合いを見計らって診断書の作成をお願いしてみようということになりました。
診断書の作成
新しいメンタルクリニックに通院を始めて5か月程度たった段階で主治医の先生にご相談させていただき、診断書を作成していたたくことになりました。診断書の作成はスムーズにしていただくことができました。
申立書の作成
申立書の作成については、ヒアリングで伺った内容を正確に書面に反映させました。3級当時から症状が大きく変わったところ、日常生活で大変になったところを詳しくお聞きして申立書に反映させました。
結果
請求書を提出して約5カ月で障害厚生年金2級が認定になり、年間約120万円の年金を受け取ることが出来るようになりました。
留意点
メンタルクリニックも病院の医師によって診断書を書くスタンスが違います。診断書の作成に関して判断が厳しい先生、患者の話をできる限り聞いてくれて診断書を書いてくれる先生、本当に先生によって違います。したがって、その診断書の内容によって等級が変わったり、不支給になったりということになります。
メンタルの病気については、一旦等級が決定しても2~3年以内には診断書の更新をしなければならず、メンタルクリニックとは長く付き合わなくてはなりません。そういう意味でも、ご自分に合ったクリニックを探して通院することが大事です。
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