軽度精神遅滞により障害基礎年金2級が認定されたケース
相談に来られた状況
ご本人のお母様が当センターのホームページをご覧いただき、お問い合わせをいただきました。息子さんは19歳で20歳の誕生日を控えて、障害年金の申請ができないかというご相談でした。
息子さんは、生来から精神遅滞を持っておられ、幼少時から病院にて検査等を受けられていらっしゃいました。小学校、中学校と特殊支援学級に通われ、高校も特別支援学校に通学。
18歳から民間企業に障害者枠にて就業しておられますが、業務内容は極めて単純限定的なもので、会社の協力がないと業務が進められないといった状況の方でした。
杉山社労士の見解
生来の障害をお持ちであることから、20歳前障害の申請を行なうことは可能であると判断いたしました。
受任してから申請までにやったこと
ヒアリング
お母様と何度かお会いして症状の経過の確認をさせていただきました。お子さんの成長に関して、お母様が記録をとっていらっしゃったため、当時の息子さんの症状についての把握がスムーズにできました。お母様のご苦労されたお話もお聞かせいただきました。
診断書の作成
20歳の誕生日を目前に控えていらっしゃいましたので、かかりつけ医に事前に作成を打診してもらい、作成を依頼してもらうことができました。
申立書の作成
お母様の作成していただいた症状の経過とヒアリングの内容を整理し、学校生活の状況、会社での勤務状況、自宅での様子などを反映させて作成をいたしました。
結果
約2か月半の審査の結果、障害基礎年金2級が認定され、約78万円(永久認定)を受け取ることができました。
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