グルタル酸尿症Ⅱ型で2級が認定されたケース
相談に来られた状況
当初は、就労支援センターの相談員さんから障害年金の受給が可能かどうかの相談をうける。
病名が特異で難病関係の資料にもないため正直可能かどうかの判定が厳しい相談であった。
しかしながら、本人にも面談の機会をもらい何度か話をお聞きしたが、見た感じ以上の大変さがあり、仕事に就くことも難しい状況下であったため、申請に踏み切った。
杉山社労士の見解
症状の経過を、ご本人に直接お会いしてつぶさに伺った。
意識が朦朧として、少しの動作をするのにも大変で痛みが出ることもある状態から考え、労務不能で申請することは可能ではないかと考えた。
受任してから申請までにやったこと
ヒアリング
本人の症状の経過を直接ご本人と何回かにわたりつぶさに聞き取りをした。ご本人の体調が悪い日が多いため、1回での聞き取りは厳しいと判断し、3回に分けて聞き取りを行いました。
診断書作成
診断書の作成においては、かかりつけの医師と何度か連絡をとりながら現在の症状を的確に書いていただけるようにお願いした。特に認定日の症状も今の状態のほとんど変化がないことも強調して書いてもらうようお願いした。
申立書の作成
ヒアリングさせていただいた内容をもとにできる限り症状をつぶさに、具体的に記載しました。日常生活を通常に行うことが厳しい方でしたので、ご苦労されている点については強調して作成しました。
結果
ご本人様のご協力のおかげもあって、申請から3か月程度で障害基礎年金2級の認定(5年遡及)がおりました。