母親から息子さんのうつ病について相談を受け、障害基礎年金2級が認定されたケース

相談にこられたときの状況

静岡新聞の記事を見られた母親が息子さんのうつ病に対して、障害年金がもらえるかどうかについてのお問い合わせをいただきました。

幼少の頃から不登校や引きこもりといったストレス状態がありましたが、平成22年頃から症状が悪化し、メンタルクリニックに通院を開始しました。以後継続的に通院をしていましたが、症状に大きな変化がなく、将来のことを考えたときに障害年金ができたらというお話でした。

 杉山社労士の見解

母親から症状の経緯についてお話をお聞きしました。初診日が国民年金でしたので2級以上にしなくてはなりません。症状の経過等をお聞きする限りでは少し微妙な感が正直ありました。しかし母親の思いも考慮に入れ、申請することにしました。

受任から申請までやったこと

ヒアリング

母親には3回ほどお会いして、息子さんの症状についてお伺いしました。2級の症状に近いものがなくてはならないため、慎重にお話をお聞きしました。

診断書の作成

息子さんが通院する際に、母親に同行していただき、診断書の作成を依頼してもらいました。診断書作成に際しては、私からも手紙を作成して、持参してもらいました。

申立書の作成

母親からお聞きした内容をつぶさに精査して、2級相当に近い内容で書けるように配慮しました。先生から作成された診断書を見る限り、依然として3級に近い状態というように私自身は判断しておりましたので、この申立書が重要であることを認識して作成しました。

結果

障害基礎年金2級が認定され78万円の受給が決定しました。

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